見出し画像

キャッチコピー応募部の活動で、”ことばで心をつかむ”技術を身につける!【コクーの部活動】

みなさまこんにちは!デジタルマーケティング事業本部の”なべちゃん”です!

今回は私が入部している「キャッチコピー応募部」についてご紹介させていただきます。
「キャッチコピーってなに?」「どんな活動しているの?」や、部活内で得たノウハウについてもお届けします!
読み終えた後は、キャッチコピーとは何か、その考え方や作り方が分かり
普段何気なく見ていた電車内の広告や商品名が、「こんな風に考えたのかな?」「この表現は思いつかない!」など日々の”ことば”へ対する関心が変わると思います!


キャッチコピー応募部とは?

キャッチコピー応募部とは、
プロアマ問わずキャッチコピーを応募できる「月刊ブレーン」掲載企画【C-1グランプリ】※への応募を通じ、キャッチコピー作成のスキルアップを目指す部活動です。

私も含め、部員それぞれが
「キャッチコピーのスキルをつけて、広告やメルマガ作成で活かしたい」
「PC1台で稼ぐために必要なスキルだから身につけたい」
「言葉の引き出しを増やしたい」
などの思いを持って、お互いに知識共有をしながら活動をしています!

※東京コピーライターズクラブ(TCC)ホームページ(https://www.tcc.gr.jp/

<キャッチコピー応募部概要>
活動日 :C-1グランプリ応募後に、課題の振り返りMTGを月1回
    (応募作品について制作意図などを各自発表)
活動場所:オンライン
部員数 :12名(2023年10月現在)
入部条件:C-1グランプリの応募を1件でもすること

部活紹介をするということで、
キャッチコピー応募部を立ち上げた、”サトウ”さんに、部活立ち上げのきっかけを聞いてみました!
(”サトウ”さんは、コピーライター養成講座を受講しておりました)

-----------------------------
以前から、コピーのこと教えてねってたまに声かけて貰うことがあったので、そういう場を作りたいなと思っていました。
やるときはやる!という集まりが好きなので、コンテストに1回応募しないと入れないというハードルを設けています。

達成感や成長を味わえる場所にできれば、お互いに感謝もできて、結果的にいい関係にもなれると思っています。まずはしっかり、みんなでコンテスト応募を継続していきたいです。
私もこれまでに学んだことはどんどんアウトプットして、自分の知識の整理の機会にもしたいです。
—---------------------------

”サトウ”さんの思い通り、部活のメンバーはみんなで知識の共有をしたり、コンテストに応募したコピーに対して感想を伝えたりと、お互いに高めあえる存在になっています!

※”サトウ”さんの活躍については、以下の記事よりご覧いただけます

キャッチコピーはどうやって考える?

そもそもキャッチコピーとは、どんなものかご存じでしょうか?

例えば、街の広告や、商品ポスターに書いてあるフレーズなど皆さんがよく目にする言葉があると思います。
それらすべてが「キャッチコピー」です。(「そうだ、京都へ行こう。」「やっちゃえ、NISSAN」など)

では、実際にキャッチコピーを考えるとなった時、どのように考えるのか…
キャッチコピーを考える基本は、「what to say(なにを言うか)とhow to say(どう言うか)」

「what to say」
物やサービスの【本質的な機能・便益】
鉛筆で例えると、「色・芯・安い」など。

「how to say」
what to sayを心が動く言葉に変える、【ターゲットの心を射止めるマジック】
鉛筆で例えると、「贈り物に良い・モテるかも」など。

まずは、ものやサービスの本質を考えてから、どのように伝えたら心に残るか、行動に移そうと思ってもらえるかを考えます。

ただ、ここで注意なのは「名言を作ろうとしないこと」
あくまでも、相手に何を伝えたいのかを意識して分かりやすく表現することが大切です。

私は、部活に入る前はキャッチコピーのイメージは「ひらめき」や「センスがある人が思いつくもの」と思っていました。
ただ、入部してからキャッチコピーの考え方を学び、この考えは日常生活でも役立つのでは?と思い始めました。

誰かに何かを伝えたいとき、前述の「何を言うか」「どう言うか」を意識することで、伝え方が変わったなと実感しています。

キャッチコピーの考え方が分かるだけでも、日常生活で何気なく見ていた電車やテレビの広告、チラシなどあらゆるものが知識の宝庫に変わります!

人気キャッチコピーを紹介!

部活動立ち上げから、早8か月!
毎月、C-1グランプリにキャッチコピーを応募した後は、そのコピーを共通のスプレッドシートに入力し、いいと思うコピーに投票をしています。

今回は、今まで考えたキャッチコピーで人気のキャッチコピーをご紹介します!
制作意図もご紹介しますので、そこも含め読んでいただくとキャッチコピーの考え方もわかりやすくなると思います!

まずは、現在ほとんどの方が使用していると言っても過言ではない「AI」についてのキャッチコピーです。

①お題「AIをもっと好きになるコピー」

お題「AIをもっと好きになるコピー」

「AIに仕事を奪われるのでは?」「AIは不気味」といったイメージから、より身近に、親しみやすく感じられるようにとお題が出されました。

このキャッチコピーで、部員から一番投票数が多かったのは
「今日の1時間半は、明日の1分かもしれない。」

こちらを制作した、デジタルマーケティング事業本部の“カキザキ”さんに制作意図を聞くと
what to say:AIによる業務効率化により、驚くほどの時短ができるかもという考え
how to say :今日と明日を対比することで、今日までできなかったことが、明日には可能になっているかもしれないという希望&技術開発の目覚ましさを表現

とのこと。
こちらは、「確かに!!」と部員からもダントツ1位の投票数でした!

②お題「小学生をランドセルから解放するコピー」

お題「小学生をランドセルから解放させるコピー」

「ランドセルの平均重量は4.6kg」。本当はリュックでもいいはずなのに、「やっぱり小学生はランドセル」という思い込みや、祖父母が買ってくれるなど、大人の事情も背負わされている子供を解放させられるようにとお題が出されました。

このキャッチコピーで、部員から一番投票数が多かったのは
「早く会いたいから走って帰りたいんだ」

こちらを作成したのは、、私です!
制作意図としては、
what to say:ランドセルが重く、走りたくても走りづらいという考え
how to say :学校でいいことがあったときにすぐに走って家に帰って、親に話をしたいという情景で表現
自分自身、ランドセルを背負っていた時を思い出していた時にひらめいたキャッチコピーです。

部員の中には、小学生のお子さんもいる方もいるので「情景が浮かぶ」「これを言われたら泣いちゃう」というコメントもいただき、嬉しかったです。

③「お題を出してください」~C-1グランプリファイナリスト選出!!~

そして!なんと!毎月応募しているC-1グランプリでファイナリストに選出されたキャッチコピーも!

グランプリ、準グランプリ、に続き、ファイナリスト(5名)に選出されています。
応募数は532本の狭き門!!

ファイナリストに選出されたのは、ITインフラ事業本部の”さりぃ”さん!!
お題は、「お題を出してください」

お題「お題を出してください」

難しい…部活動発足時に出された初めてのお題で、部員みんなでどういう風に考えるかと話し合ったのを覚えています。

”さりぃ”さんの考えたキャッチコピーは
「ことわざにキャッチコピーをつけてください」

制作意図は、
what to say:使い古された言葉にコピーを付けることで新解釈を引き出したい(アップデートしたい)という考え
how to say :語感を意識した質問+耳できいてイメージできるように表現

とのこと。
グランプリ、準グランプリ、ファイナリストは、月刊ブレーンに掲載されるので、超大手広告代理店の名前と一緒に、コクーの名前が掲載されていて、その日は部活動のグループLINEが大盛り上がりでした!!

これからのキャッチコピー応募部

キャッチコピー応募部は、立ち上げから徐々に部員も増え、12名で活動しています(2023年10月現在)
毎月のキャッチコピーの応募で、めきめきとキャッチコピー作成の技術が上がってきております!

ゆくゆくは、C-1グランプリのグランプリ・準グランプリにもコクーの名前が掲載されるようになりたいなと考えております!

また、最近ではコクー社内のネーミング依頼も増えていますので(Tsuki-ichi内のゲーム名や、新規プロジェクト名など)、今後もコクー内での「名付け親は、キャッチコピー応募部」を広めていきたいです。

「毎月応募」ということでハードルが高く感じるかもしれませんが、部員同士「もうすぐ締め切り!間に合うかな~!」など時には励まし、時にはみんなでアイデアを出しつつ、キャッチコピーを作成しています!

ぜひ皆さんも、まずは周りで見るキャッチコピーを気にかけるところから始めてみてください♪
また、今使っているお気に入りの商品やサービス、良さを伝えるならどこがいい点だろう?他にはない特徴ってなんだろうと考えてみると、自然とキャッチコピーを考える力が身につき、いつもの日常が変わってくると思います!


noteの♡スキやTwitterのシェアなどでリアクションいただけると励みになります。ぜひよろしくお願いします。

▼コクーのオープン社内報「みえる!コクー」はこちらから。

▼こちらの記事へのご意見、取材依頼・問い合わせ等は下記のフォームから。

この記事が参加している募集