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「いつかやろう。のいつかがきた。」コピーライターの登竜門 "宣伝会議賞"を受賞したサトウさんにインタビュー【前編】

こんにちは!「みえる!コクー」編集部のはしもです。

今回はコクー社員にインタビューする第1弾!
このオープン社内報「みえる!コクー」名づけの親でもあるサトウさんが「宣伝会議賞」という素晴らしい賞を受賞したと聞いて、インタビューしてきました!

実はサトウさんと私は同じチーム!
この日は受賞のお祝いということで、チームみんなでランチにも行きました。

受賞した作品や、コピーライティングを学ぼうと思ったきっかけ、学んだことをデジタルマーケティングの仕事でどのように活かしているのかなど、色々と話しを聞いてきました。
ぜひ最後までご覧ください!


「宣伝会議賞」とは

インタビューに入る前に、”コピーライターの登竜門”とも言われている宣伝会議賞についてご説明します。

宣伝会議賞とは
宣伝会議賞は、月刊「宣伝会議」が主催する広告表現のアイデアをキャッチフレーズまたは絵コンテ・字コンテという形で応募いただく公募広告賞です。

引用|宣伝会議賞

若手コピーライターの啓発、ならびに人材の発掘・育成やコピーライターの意識向上を目的に開催しており、過去の受賞者には広告界で働く方が多数いるそうです。

受賞作品の紹介

はしも
第60回宣伝会議賞受賞、本当におめでとうございます!
聞いたところによると今回はなんと総応募数62万8046点の中からサトウさんの作品が選ばれた「協賛企業賞」に残ったのはわずか40作品!
こんな狭き門を突破したなんて改めてすごすぎます!

サトウ
ありがとうございます!私らしい作品で受賞できて本当に嬉しいです!

はしも
ではでは、早速!受賞した作品について紹介してもらってもいいでしょうか?

サトウ
私が今回受賞した作品はこちらです!3/1の「宣伝会議4月号」にも掲載していただきました。

第60回「宣伝会議賞」の一般部門
■受賞:協賛企業賞 (宣伝会議)
    ※今年は60周年記念で、主催者から特別課題として出題あり
■課題:60歳がもっとポジティブに思えるアイデア
■作品:「いつかやろう。のいつかがきた。」

宣伝会議賞受賞

はしも
「いつかやろう。のいつかがきた。」とても素敵な作品ですね!
私自身「いつかやりたいな」と思っていることがたくさんあるので、頑張ろうと背中を押してくれるコピーだと感じます!

幅広い世代からの評価▼

はしも
続いて、今回評価されたポイントはどこでしたか?

サトウ
事務局からは、このような評価を頂きました。

「いつかやろう」という思いは、年齢や経験問わず、誰もが抱いているもの。ついにその時が来たワクワク感と、「まだこれから」という前向きさが伝わってきます。同時に、その「いつか」はなかなか来ないという痛いところを突かれた気もして、いまこの瞬間頑張らなくては、という気持ちにもなりました。なお、本賞は宣伝会議社員による投票により選定させていただいたのですが、この作品は新人からベテランまで幅広い世代から票を集めていたのも特徴的です。

特別課題「宣伝会議賞」事務局より一部抜粋

はしも
「年齢経験問わず」はまさにそうですよね!私にもとても刺さりました。

サトウ
同世代の方からも、「アラサーにも響く。」「グッとくる。」「刺さる。」と、何人かに言われて驚きました。
率直な自分の気持ちを出発点に書いたことで、同じ世代の方にも伝わるコピーになっていたのかなと思います。

CEO入江さんも祝福。記念の1枚

「宣伝会議賞」受賞を聞いたとき▼

はしも
受賞した時どのような気持ちでしたか?

サトウ
信じられなかったです。受賞の連絡は、何かの間違いだろうと、途中まで疑っていました。勉強の応援をしてくれていた家族や、一緒に勉強をしていた人達に報告できるのが嬉しかったです。

はしも
私も聞いたとき自分のことのように嬉しかったです!

サトウ
チームのみんなからの祝福、とても嬉しかったです!
ちゃんと大切に、スキルとして伸ばしていきたいなと思いました。
コクーでは、noteのオープン社内報のネーミングにトライさせてもらったり、常駐先でコピーライターの方とのお仕事を経験させていただいたりしていて、その経験があってこその受賞だったので、あらためて感謝の気持ちが沸きました。

はしも
いつも素敵なネーミング案を出してくれて、こちらこそ本当に感謝です!

授賞式の様子▼

授賞式での1枚

はしも
授賞式はどうでしたか?

サトウ
作品について堂々と自分の言葉を説明できる受賞者を見て、「私もあんな風に話せるようになりたい!」と強く思うと同時に、自分はまだまだだなと感じました。
みなさんのスピーチを聞きながら、ボロボロ泣いてしまいした。

はしも
サトウさんならすぐになれると思います!そして、受賞している方の言葉は響きますよね。

コピーライティングを学ぼうと思ったきっかけ

はしも
宣伝会議賞を受賞するまでに極めたコピーライティングですが、学ぼうと思ったきっかけはあったんですか?

サトウ
最初にコピーライティングの言葉を知ったのは、新卒で営業の仕事をしていた頃に、尊敬する先輩に「アイメッセージとユーメッセージ」や「DJポリス」のことを教えてもらった時です。

「アイメッセージとユーメッセージ」
例えば、おめでたいことがあって、一緒に喜んでくれている友達から、「よかったね」と言われるよりも、「(私は)うれしいです。」と言われた方が、グッときませんか?こんな風に、自分を主語にして気持ちを伝えることで、相手にメッセージをより強く届ける、伝え方のテクニックです。

「DJポリス」
当時ワールドカップの観戦で、渋谷に人が溢れてしまったときに、一風変わったアナウンスで、熱狂するサポーターの誘導を成功させた警察官のこと。「サポーターは12番目の選手です。ルールを守りましょう」「日本代表のように素晴らしいチームワークで駅の方向に進んでください」といった、つい頬が緩んでしまうような言葉で、聞く人の気持ちをうまく動かしていました。

はしも
「アイメッセージとユーメッセージ」初めて聞いたけど素敵なテクニック!自然と使いこなせるようになりたいですね!そして、「DJポリス」はユーモアあふれるワードセンスにみんな行動を促されてましたよね。

サトウ
そうですよね!
先輩は営業をやるうえで、多忙な営業先の方に興味を持ってもらい、行動に移してもらうために、言葉の一つひとつを大切にしなくてはいけないと教えてくれました。今は営業ではないですが、どんな仕事のコミュニケーションでも、同じことだと思うので常に心掛けています。

はしも
素敵な先輩ですね。

サトウ
次の仕事では、行政で秘書や広報をやっていたのですが、人と人の間に入って調整する仕事が多い中で、伝え方の大事さを痛感していました。
伝え方のテクニックの存在に強く興味を持ち、調べていく中でコピーライティングにたどり着いて、普遍的なスキルとして面白いなとますます気になっていきました。
コクーに転職しようと決めたときに、デジタルマーケティングは仕事の幅も広いし、何か武器が欲しい。と考え、コピーライティングのスクールへ通うことに決めました。

はしも
自分の経験から必要だと感じたスキルを、しっかりと学んでいこうと行動に移しているのがかっこいいですね!

デジタルマーケティングの仕事におけるコピーライティングの必要性

はしも
実際に学んでみて、デジタルマーケティングの仕事でコピーライティングのスキルは活かせていますか。

サトウ
はい、「人の動きを考える力」が役に立っているなと感じます。
例えば、ペルソナを設定する時、「人は、どう感じて、どう行動するだろう。」って想像することは、コピーを書く時と全く同じことを考えていると思います。

そこに無理があると、ペルソナとしてリアリティが無くなってしまいます。同じように、コピーの場合、響かないコピーになってしまいます。
コピーが上手になるということは、人がどう考えて、どう動くかということを的確に想像する力がつくことだと思います。

はしも
確かに!人の考えや行動ってマーケティングをやっていく上で大切ですよね!
コピーライティングを極めていくにあたり、普段から意識していることってあるんですか?

サトウ
3つあります。

  • 毎日続けて書くこと

  • 恥ずかしくても人に見せること

  • 人の意見を心の底から素直に聞くこと

はしも
すごい!続けるのが一番大変ですが、日々の積み重ねって大事ですね。

サトウさんの活躍がすごかった

今回は「宣伝会議賞」を中心に色々とインタビューさせていただきました。
「いつかやろう。のいつがきた」このコピーを見て、何か新しいことにチャレンジしたいと思った方も多いのではないでしょうか?

今回のインタビューでサトウさんのターニングポイントを知れたとともに、行動力や継続力など尊敬できるところもたくさん知れました。

まだまだ聞き足りない!大活躍のサトウさんがどのようにコピーを考えているのか気になりませんか?

ということで、後編に続きます!
今回受賞した作品を基に、コピーライティングのノウハウや「みえる!コクー」のネーミングを考えてくれた時の裏話など聞いていこうと思います!

▼後編はこちら


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