ビックデータ時代にスタートした「データサイエンス事業部」の立ち上げにせまる!
皆さん、はじめまして!
EXCEL女子事業本部の"にっしー"です。
私が所属する「ライター班」のライターとして、今回はインタビューを担当させていただきました。
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2024年7月の全社会議の経営方針会議発表会およびプレスリリース記事で発表された新設の「データサイエンス事業」について、藤永 事業部長(通称:大さん)にインタビューした内容をお届けします!!
なぜコクーが「データサイエンス事業部」を立ち上げたのか、今後の展望についてもお伺いしましたのでぜひご覧ください!
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なぜコクーが「データサイエンス事業」を立ち上げたの?何をする事業なの?
にっしー:早速ですが、まずは「データサイエンス事業」を立ち上げた経緯を教えてください。
大さん:前提として、コクー社としてのパーパス、ビジョンの実現と長期経営計画 VISION 2030があります。コクー社は2030年に向けてさまざまな視点から動いています。
その背景は、少子高齢化によって厚労働需給ギャップが644万人となり深刻化し、特にIT分野における人材不足が顕著です。2030年にはIT人材が79万人不足すると予測され、その中でもデータサイエンス、AI、IoTといった先端技術分野の人材は55万人不足し、2030年にはデータサイエンティストが10万人不足すると言われています。こうした社会的課題に対応するために、データサイエンスの領域がますます重要視されています。
そこで我々の強みである「人財×デジタル」で対応していこうというのが大枠の背景です。
なぜ「データサイエンス」が必要なのという話でいくと、特に中小企業を中心に「多くの企業がデータの活用方法が分からない」、または「活用できていない」という現状があります。データの活用は、企業の生産性向上やイノベーションの実現に直結するため、この領域での支援が求められています。この背景には、企業が生き残り、成長していくためにはデータの活用が不可欠であるという課題感があります。
にっしー:つまり、「企業」のために「データの活用を支援」するということですね!
大さん:そうだね。「企業が持つデータ」を最大限に活用するためのサービスを提供します。具体的には、データの可視化、レポーティング、ダッシュボード作成を中心に、企業が必要とするデータを分かりやすく提供することが主な業務です。これにより、企業の経営者や各部門の担当者が必要な情報を迅速に把握し、適切な意思決定を行えるよう支援します。
これまでもBIの導入、集計から分析、レポーティングまでを行う「BI女子」のサービスを提供してきました。データを分析したり・活用したりすることで、イノベーションが起きるというのがデータアナリスト、データサイエンスの領域になるので、そこまでサービスの領域を広げていくのがデータサイエンス事業の目的です。
これまでの実績と具体例について
にっしー:「BI」の話ができましたので、ここで簡単に「BI」の説明をしますね。BIとはBusiness Intelligenceの略です。
大量のデータを視覚化して、企業での迅速な意思決定を行うための手法のことをいいます。
では、実際にこれまで「BI女子」で企業に対して行った具体例を教えてください。
大さん:これまでに、当社はBIツールを用いたデータの可視化やダッシュボード作成など、数多くの企業に対してサービスを提供してきました。
にっしー:可視化することによる企業のメリットって何ですか?
大さん:例えば、特定の期間における各支店の売上データをグラフ化することで、経営者が瞬時に業績を把握できるようにしました。
また、物流部門向けには、いつ納品予定数が必要なのかを可視化することで、効率的な在庫管理と迅速な対応を可能にしました。「必要な人たちが必要なときに見れる」のがこれまで行ってきたBI女子のサービスです!
「BI女子」と「データ女子」の違いについて
にっしー:「BI女子」からのサービス拡大とても楽しみです!拡大に伴い、新しく「データ女子」が誕生しましたが、「BI女子」と「データ女子」の違いについて教えてください。
大さん:「BI女子」はコクーの前身企業から展開していたので、2017年からかな。つまりBI事業を7年間やってきています。
にっしー:もう7年になるんですね。私が2018年から入社してBIに携わせていただいていますが、最初にBI画面を見たときはこんなグラフィカルに表現できるなんてすごい綺麗だし楽しい!今でも最初の画面を見たときの感動を覚えています。
大さん:あっという間だよね。にっしーが話してくれた通り、そもそも「BI女子」は企業のデータを可視化するのがサービスでした。
経営者が見たい「売上」「物流」「在庫の納品」などのデータを可視化してきたりしました。
データサイエンス事業部としては「データの可視化」だけではなく、
「分析したり、活用したりできる」領域まで行いたいよね。
「BI女子」がしっかりベースとして活躍しながら、育っていって「データ女子」に成長していくみたいなのがストーリーかな。
にっしー:成長できる環境があるということが良いですし、今からとても楽しみですね!!
ここでBIシステムの流れについて少し説明します。
図解で見ると以下のようなイメージでその中のSTEP03が「BI女子」
STEP04が「データ女子」という形になりますね。
他社との差別化のポイントについて
にっしー:他社でもデータサイエンス事業部やデータを活用するサービスを提供しているところがあると思いますが、他と比べてここが違うという強みを教えてください。
大さん:コクーの強みは、質の高い人財にあります。「どうやって社員を採用しているの?」と他社の経営者によく聞かれます。「なぜコクーに入りたいか」「コクーでどういう学びを得て成長したいか」などの理念共感型採用を行い、事業ビジョンにコミットする方にジョインしていただいています。
データサイエンス事業部でいうとコクーは単なるデータの可視化に留まらず、データの分析や活用支援までを一貫して提供しています。これにより、企業はデータに基づく具体的なアクションプランを立てることができ、実際の業務改善や新たなビジネスモデルの構築に繋げることができるのがメリットだと思います。
にっしー:確かに!コクーならではの強みですよね!
他の部門との協力体制や連携について
にっしー:コクーでもたくさんの事業部がありますが、他事業部との協力体制やこんなことやれたらいいなということがあれば教えてください。
大さん:今後は他の事業部門との連携を強化し、クロスコミュニケーションを通じて付加価値UPを高めていきます。具体的には、EXCEL女子やAI、デジタルマーケティング部門とのクロスコミュニケーションを取って、データサイエンス事業の付加価値をどんどん上げていきたいです。
具体的にどういうのやるの?という意味では1つ目は育成面での連携です。
例えば「EXCEL女子」が「データサイエンス事業部」での研修を受けられる仕組みを作るなどを考えています。
2つ目は営業が顧客の課題をキャッチしてその課題にベストフィットさせることも大事だと思っています。ニーズに対してコクーが持っているサービスでどこが刺さりそうなのかをキャッチできれば良いと思います。
にっしー:ますます連携が欠かせないですね!
これからデータサイエンスの領域に携わっていきたいと考えているコクーの社員へ一言!
にっしー:先ほどEXCEL女子に向けて研修という話も出ていましたが、これからデータサイエンス領域に携わってみたいと考えている社員の方へ一言お願いします!
大さん:新規事業を行うことで、社員のキャリアパスの創出にも繋がると思っているのね。キャリアパスが複数ある方が、コクーの中でも未来を描けるじゃない。そういう意図も事業部の背景としてあります。
「データサイエンティスト」と聞くとなんかすごく難しいって多分みんな思うかもしれませんが、経験者はもちろん、未経験者の採用も実施していこうとしているんだよね。データサイエンス研修も「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」と準備していて、最初の「ブロンズ」に関しては、データリテラシーの基礎ということで挑戦しやすい内容になっています。
コクーが目指すところはDX人財No.1を目指すわけなので、我々の強みである「育成」を生かして未経験から育てていこうとしているので興味がある方はどんどんチャレンジしてほしいです!
にっしー:熱い思いをとても感じました。私も研修を受講してみたいです!
最後に
にっしー:締めとして、事業部としての今後の目標やビジョンについて教えてください。
大さん:「経営方針会議」でも発表した「Grow data,Grow Happiness」というビジョンを皆で作りました。これは我々コクー社のデータサイエンス事業に関わる「顧客」「社員」が幸せになれる社会を作っていこうというビジョンです!!
BIの案件対応は引き続き実績を持って実施していきますし、そこから広げていくことに関してはチャレンジの領域です。
少子高齢化による労働需給ギャップの解消を目指し、IT人材の育成とデータ活用の支援を通じて、一緒に企業の成長と社会課題の解決に貢献していきましょう!!
大さん、インタビューありがとうございました!
なぜコクーがデータサイエンス事業部を立ち上げたのか、また今後の展望についても色々とお伺いできました。
これからのデータサイエンス事業部の動向をお楽しみに~!!
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